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霊能者 火水ハヌルの全方向スピリチュアル

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【シャーマニズム】台湾のシャーマン(童乩・タンキー)と私:第三章

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 高雄旗津の天后宮は古くから崇敬を集める廟のひとつ

 

 

まだまだ旅の興奮が抜けない私。

博多駅前のクリスマスマーケットの雰囲気が、

あまりにも素敵だったので、

写真を見ては思い出してしまいます。

 

 

 

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お店の数そのものは、そんなに多いものではないのですが、

美しい光を放つキャンドル屋さんやフランスの油彩屋さんなど雑貨店に

様々な食べ物屋さんの出店が並んでいて、これがお洒落なんです。

ヨーロッパのマルシェを意識した雰囲気になっていましたよ。

ラクレットを楽しめるお店や、温かいグリューワインのお店も。

ちょうど無料クリスマスライブをやっていたので、

MISIAMariah Careyのカバーを聞きながら

美味しくいただきました(本当に美味しいのでレシピが知りたい!)

私は自分のお土産にと、

ウクライナの方のお店で可愛い白マトを買いました。

また、とっても可愛いリース屋さんでは、

魔除けになる光るパール粒や

クローブやシナモンなど使った伝統的な飾り物

ザルツブルグ・ガーゲンビンデ」も売っていて、

スパイスが甘〜く甘〜く香ってました。

(荷物になるかな・・と最後まで迷ってやめてしまったけれど、

今思えばやっぱり買えば良かったです・・!後悔!)

 

自称「東洋のベニス」高雄も、

愛河などは美しいイルミネーションが年中楽しめるのですが、

福岡のイルミネーションはやはり日本の感性を感じましたし、

なにより、仕事優先で観光をするつもりがなく、

こういうイベントをしていることも知らないまま訪れたので、

余計に驚きが強かったのだと思います。

美しい景色は心の栄養になりますね。

 

福岡での素敵な出会いや美味しいお店、そして、

パワースポット話も書きたくて仕方ないのですが

エンドレスに語ってしまいそう。

 

そちらはまた後日改めることにして、

台湾の「童乩と私」シリーズの続きをお送りしようと思います。

 

第一回と第二回はコチラ

hanuru.hatenablog.com

hanuru.hatenablog.com

 

台湾のシャーマン(童乩・タンキー)と私:第三章

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高雄の自強三路付近(写真と記事は関係ありません)

 

黄さんからの電話を受けた翌日の夜、22時35分。

私とクライアントのTさんは、

まるで地下からの吐息が漏れ出してくるかのように

生ぬるい空気が吹き出すMRT(地下鉄)の出口で

黄さんを探していた。

 

 

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※台北MRT路線図(wikiより)

 

台北は地下鉄が発達している。

現地の言葉では台北捷運というけれど、

日本人は地下鉄とかMRTと呼ぶ事が多い。

しかし、このブログを読んでくださっている方の中には、

台湾には地下鉄があるのかと驚く方もいらっしゃるかもしれない。

 

およそ2分から7分間隔で走っている台湾の地下鉄は

時間は正確、車中飲食禁止、大変綺麗で安全なものだ。

乗る際には自動販売機でトークンを買うか、

または日本のようなICカードを使って自動改札を通って乗車する。

 

勿論、私の事務所のある台湾第二の都市高雄にも

地下鉄(高雄捷運)が走っており、

高速鐵道台湾新幹線)の左營駅にも隣接した駅があるし、

高雄国際空港(小港機場)にも直結の駅があり、

旅行者の移動にはとても便利にできている上に、

美麗島駅や中央公園駅のように、

世界の美しい駅ベスト10に選出されるような駅もある。

 

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高雄捷運美麗島メイリータオ)駅は観光スポットのひとつ

 

ただし、今私が書いているこの話の頃は、

台北のMRTも今ほど発達はしていなかった。

そして私達と黄さんが待ち合わせた場所は、

中心地から少し離れている所であって、

私には初めて耳にしたような地名だったのだ。

電話で駅名を指定された事から、

いったいどう書くのか漢字もわからないまま、

路線図をひたすら眺め、たぶんここだろうと訪れたのである。

 

しかし、一体ここで待ち合わせが正解なのかわからなかった。

今だったらLINEを交換するなど手もあったろうけれど、

あの時はまだそんなものも無かったのだ。

確認しようにもどうしようも手はなかった。

 

生ぬるい風も今や止まった。

・・・誰一人として通る者はいない。

シャッターが開いている店も少ない。

切れかけた街路灯が明滅する道は

行き交う車すら殆どなかった。

出口の後ろの方を見やれば、歩道の暗がりの向こうから、

自動販売機の鮮烈な明かりが、まるで夜光虫のように

怪しげな光を投げかけているように見える。

日本であれば、なんてことがない風景なのに。

 

 

東南アジアの路地裏は安心できるかできないか問題

よく台北の原宿と喩えられる西門(シーメン)あたりの

夜中でも人が多いような賑わった所に慣れていた私にとって、

この駅の周りのいかにも寂しい様子は、

なんだかちょっと不安を呼び起こすような感じがした。

 

(ああ、私は今、異国の夜の中にいる)

 

時折日本のTV番組に出てくるような、

薬物と売春婦が潜んでいるいかにも猥雑な

東南アジアの都会の裏通りが私の脳裏に蘇る。

もちろん、今立っているここは静かで、

眠っているかのような通りなのだけれど。

目に映る看板の文字はどれも、

私には少し読む事が難しいような外国語で。

自分が外国にいるのだとふと強く意識されたのだった。

 

(もし、こんな異国で今攫われでもしたら・・)

 

よく考えてみれば、黄さんとは昨日ほんの15分話しただけ。

いったい信用していい人だったのかもわからないのだ。

実は旅行者を犯罪被害に合わせるような、

何か悪い考えの人に引っかかったのかもしれないのである。

いざ、何か恐ろしい目に合いそうになっても、

言葉も通じない、土地勘すらないこの場所では、

助けを求めることすら叶わないかもしれない。

いや、それ以前に、そもそも待ち合わせはここで良いのだろうか?

 

ほんの一瞬のうちに、

そんな思いがぐるぐると頭を駆け巡った。

 

そうだ、黄さんが悪い人だったらどうしよう?

 

けれどそれは、これから始まる童乩との出会いへの

不安が姿を変えたものだと分かっていた。

 

台北の路地裏でおばさんはオカルトの国のアリスとなれるか

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高雄三多商圏近くの路地裏。昼間はランチをする人が多く訪れる

 

確かに童乩に会いたいとは思っていた。

だけど強く願ったわけでも無かった。

なのに、どうだろう?

今私は「オカルト」の世界に手を触れようとしている。

 

今自分に起こっている出来事は、私にとっては、

これまで本の中でだけ存在する話しだったのに。

それが今、アリスがお茶会に招かれたかのように、

自分が不思議の扉の入り口に立たされている。

 

黄さんを待ちながら、

憧れと、恐怖とが、混ざりあったような

よくわからない緊張が胸に広がっていく。

それはまるで、処女を失う痛みや、

初めての子供を産む時の痛みへの恐れにも似ている気がした。

それらの痛みは、もう二度とそれ以前には戻れないという、

引き返せない烙印を押される痛みであって、

もし、今夜、童乩に出会ってしまったら、

今の自分には戻れないのではないか、と、

そんな気がして仕方がなかったのだった。

 

けれど、この先に待っている未知なるものへの恐れが、

私にとってわかりやすい

海外の危険等々という不安の形へと姿を変えて、

落ち着かない思いをさせているだけだということも、

よくわかるのだった。

幾らおっちょこちょいの私だとはいえ、

あの時の黄さんの様子からして、

嘘をついたり騙したりする風ではなかった。

 

しかし、それよりも。

もう夜も遅いのに、黄さんは来るのだろうか?

なにより、電話の声を私はきちんと聞き取れていたのだろうか?

待ち合わせの場所を間違えているのではないのか?

今ならば、携帯で簡単に確認ができることも、

この頃は何一つできないでいた私は、

とりあえずこの場所で動かないようにする他に手はなかった。

すると。


「よく来ましたね!」

 

暗がりから突然、黄さんの声がしたと思うと、

肉付きの良い体が私を抱きしめた。

 

ああ、良かった。

黄さんはちゃんと来てくれたのだった。 

 

神様にも誕生日があることを知る。

「私の日本語下手ですから、

電話で教えたの分からないと思い心配でしたよ!」

 

満面の笑顔の黄さんの明るい声に

ほっと力が抜ける。

そのまま黄さんは私の腕を捕み

「こっちですよ!」

というと、つよく私を引っ張った。

その笑顔に背中を押され、Tさんと私は、

ここよりも更に暗く先がみえない

住宅街の中へと続く小道へと導かれていった。

 

塀に囲まれた静かな住宅街の中、

黄さんの声だけが響く。

 

「あなたたち運がいいです。

今日は台湾の神様の特別な日なんですよ」


「特別な日?」

 

そういえば、昨日の電話でも、

黄さんはそのような事を言っていた。

 

「今日は天公の誕生日なのです。

台湾の神様はみな誕生日がありますね。

だから誕生日にはお祭りをします。

天公は神々の中でも特別な神様です。

あなた運がいいですよ!」

 

天公とは、即ち、

玉皇上帝と呼ばれる神様である。

 

人々が敬う玉皇上帝という神様。

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 ※玉皇上帝 (中國諸神雕畫全集より)

 

その神の説明をwikiから引用してみよう。

 

玉皇大帝 - Wikipedia

玉皇大帝(ぎょくこうたいてい)[1]、あるいは玉皇[1](ぎょくこう[1]

拼音: Yù Huáng、Jade Emperor)、玉帝[1](ぎょくてい)は、

中国道教における事実上の最高神で、天界の支配者でありその下の

地上・地底に住むあらゆるものの支配者でもある[1]

現在も庶民から篤く崇拝されており、民間信仰や、

東南アジアなどの華僑の間では最高神として扱われる。

略さない形の名称は高上玉皇大帝(こうじょうぎょくこうたいてい)[1]

呼び名は他に玉皇上帝(ぎょくこうじょうてい)、天公(てんこう)など。

 

東アジアの道教において、

あらゆる神・仙人を統御する存在であり、

また人間の行為を算定しその運命を決めるという。

国家祭祀の対象として暑く崇敬された歴史を持ち、

窪 徳忠著の「道教の神々」によると、

 

今日の台湾では、人間ばかりでなく全ての生物の成長や保育、

及び賞罰の一切を司っている神と考えられ信仰を集めている。

特に十六歳以下の男子のいる家では、

その人数だけ燈座を備えてから焼く事になっている。

 

ということである。

 

 

しかし、不勉強な私は、天公という名をこの時初めて耳にした。

天公と玉皇上帝が同じだという事も、全てが終わった後に、

自分で調べて理解しただけのことで、この時点では、

なんだかわからないけれど凄いことらしいぞ、としか

思ってはいなかったのだった。

 今でも物知らずな私だけれども、

この頃は海外の神様については兎に角知らない事だらけ。

神様に誕生日があると言われるだけで、

「へ〜〜〜!」状態だったのである。

 

そりゃ、確かにキリストにも誕生日があるのだから、

道教の神様だって誕生日くらいあっても問題ないんだろう、

そういえば関公のように元々は人間だった方もいるのだし・・

などと、うだうだ考えながらただついていく。

 

ふと前をみると、細い十字路を抜けた向こう側、

暗い夜の中で一軒のお店が道路に向かって

赤々と明かりを放っているのが見えた。

そのお店は台湾でよく見かけるような、

古い小さな商店のようだった。

歩道にまで並べられた数々のダンボール、

そして幾人かの人たちが、

品定めをするかのように品物を手にとっては

談笑している様子が見て取れた。


もう夜もすっかり更けて23時に近いだろう。

そんな時間にしては客が多い気がする。

(夜間営業の店なんだろうか?)と思う。

 

 

え?ここがそうなの?! 

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高雄の漢来大飯店の前の路地。

写真の左に写っているのが朝御飯屋さん。

早點が朝御飯用のスナックのことで三明治はサンドイッチのこと。

 

 

台湾では朝御飯店(早餐店)のように、

早朝2時3時頃に開店し朝8時頃には閉めてしまう店もあり、

営業時間は日本の感覚とはかなり違っている。
それ故に、深夜しかやっていないような食料品店もあるのだろうと

何気なく考えていたのだった。

 

お店の前まで来ると、歩道に置かれたダンボールの中は、

花首だけにして並べられたフューシャピンクの蘭の花や

夜目にも真白く香り高いジャスミンの花が

輪になるように並べられて、幾つも入っていた。


そういえば、ジャスミンの花をホテルに飾ろうと思っていたのだっけ、

そんな事を考えながら通り過ぎかけたその時。

 

「この人がチートン(乩童)ですよ!」

唐突に黄さんの声がした。

 

「ハヌルさん、Tさん、さあ、中に入ってください!」

 

訳が分からずボーっとした私を、

黄さんは、さあ!さあ!と追い立てるようにして

店の入り口へと押しやろうとする。

 

一体どういうことなのか。

何故こんな商店に押し込められようとしているのだ?

 

私は助けを求めるようにTさんを見やると、

当のTさんはなぜか店の入り口の前に立ち上の方を見上げながら

なんとも言いようのない奇妙な表情をしている。

 

「Tさん?」

 

その表情のまま、こちらを見たTさんは、

まるで独り言のように

 「やだ・・・

社長と同じ名前じゃない・・・」と、

ぼそっとつぶやいた。

 

同じ名前?

黄さんいい、Tさんといい・・・なんなんだろう?

 

その意味を計りかねて私はTさんのその視線の先を追う。

 

そこには、極彩色の飾り物があり、

その真中には少し大きめの扁額が掲げられている。

 

『正義宮』

 

 

(え・・? 宮?)

そう、私が単なる商店だと思いこんでいたこの場所は。

なんと天公の廟そのものだったのだ。


「正義宮・・・」

 

そしてその名前。なんという偶然なのか。

当時Tさんが勤務していた某社の社長の名前と

同じだったのである。


《第四章へ続く》

 

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