10/14(農暦九月初九)は、ご先祖さまや神様に感謝して開運!〜九九重陽節〜
お久しぶりです、ハヌルです。
もう10月ですが、30度近い気温の日が続いておりますね。とはいえ、朝夕の風はやはり少し涼しく、秋の始まりを実感します。
そう、農暦でもようやく九月がやってきました。月の運行で更新される暦なので、必ず新月が一日(初一)になり、グレゴリオ暦の10月6日が農暦九月初一でした。
九月と言えば重要なのは重陽節です。
世間では既に先月の話題だと思われますが、農暦や旧暦リズムで生活なさる皆様は、今月14日に行われると思います。
中国での重陽節の始まりは魔除けの日でした。ざっくりお話しますと・・・
ある時村に大変な病が流行り人々が大勢亡くなる惨事となる。生き残った男が病魔を祓う為に山へ登り修行をしたところ、九月九日に再び病魔がやってくると教えられる。菊花酒と茱萸を入れた袋を持って高山に登った村人たちの命が助かり、病魔は退治された
・・・という話に由来していると言います。(出典元:續齊諧記/梁/呉均)
重陽は九月九日と陽数の九(jiu)が2つ重なることから重陽と言いますが、「久久(jiu)」と同音であり、現在では長長久久・長寿健康富貴を願う節目の意味が強くなっりました。医療が未熟で、感染症対策も十分でない時代の疫病は本当に恐ろしいものであったと思いますし、長寿である人は、それだけで相当に運に恵まれた象徴だったのかもしれません。
コロナで世界中が苦しんでいる今に生きる私達は、「病魔から助かる=健康長寿」につながったのはとても理解できますよね。
故に、この日は、年長者、ご先祖さま、土地神さまへ日々の感謝を伝えたりお供えを行います。
自分へ与えられる富やご利益の大元への感謝を忘れず、与えてくださり守ってくださる存在を尊ぶ思いを行動で表すのですね。そういった考えを飲水思源といいます。幸運となっても元を忘れないというような意味です。
重陽節の開運法
菊花茶と蒸しパンをいただく&高い所へ登る
重陽には縁起物の重陽糕という米の蒸し菓子ををいただきます。糕(gao)というのはお餅やケーキを指す言葉で、歩歩高昇(どんどん高みに昇る)という言葉の「高(gao)」とかけた縁起物です。
ところで重陽糕と一言で言っても、調べてみればかなり幅広いタイプのお菓子です。中には蒸さずに冷やして作る水晶糕タイプのものもありますし、重陽の陽(yang)と羊(yang)をかけたものもあります(amebloに画像掲載)。
なんにせよ日本の今の時期では入手が難しいので、コンビニで手に入る蒸しパンでよろしいと思います。特にマーラーカオは漢字で書くと馬拉「糕」ですから、ちゃんと「高」にかかってます。
いただく時はぜひ菊花茶を添えて。お酒が飲める方は菊花酒をどうぞ。
一応、本式に自分で作ってみたいと思われる方の為に、一番シンプルそうな作り方の動画を紹介しておきますね。米粉と小豆あんを交互に重ねて蒸し上げるタイプです。
また、この日に高い所へ登ると、災厄を逃れ福が来るとされます。
中華文化が盛んな所では山へ行く人が増える日です。 近くに山が無い方や足の弱い方などは、遠くが見渡せるタワーや、高いビルなどにエレベーターで登られてもいいですよ。
高い所の気は清く低い所はその逆が溜まると言いますが、人工の建物でも同じようにお考えください。 ただし今年はまだまだ感染予防を心がけたいもの。人出には十分にお気をつけて。大勢の人が集まるような場所は避けられるのが無難です。
古くは「登高辭青」と言い、農暦三月三日に春を迎え、九月九日に山で緑を辞するとしました。これは、ちょうど重陽節の頃にいよいよ秋が始まり、夏の緑は終わり草木が枯れはじめ紅葉するからです。(重陽節が終わると9日後に「霜降」です)
年長者に贈り物をする
ご自身とご縁のある方で、年長の方(祖父母など)にプレゼントを贈ってみましょう。日頃の感謝の気持ちを込めて、尊敬する年上の方にでもいいですね。
10月12日の烏兎太陽日に贈り物を選ぶ&発送するのがおすすめです。
開運日はこちらの記事をどうぞ〜。
ご先祖さまに手をあわせる。
肉体がある以上、私達には必ずご先祖さまがおいでになります。自分が知らないような何代も前の方であっても、その方々の有形無形の産物により、今の自分たちが生かされている部分があります。「なんでもない今日」を、一日またなんでもなく過ごせたその有り難さを思い、ぜひ手をあわせ感謝をお伝えしましょう。
もちろん、菊の花をお供えするのも良いですし、菊花茶(酒)や蒸しパンもお供えしてみてください。
神様に手を合わせる
もちろん、神様にも感謝を!あなたが普段手をあわせている、またはご縁を感じている神様がいらっしゃれば、重陽のタイミングでお礼の気持ちをお伝えしましょう。出かけなくとも、家の中で手をあわせ、心の中で言葉にするのもgoodですよ。
土地神様(地基主)へお供えと祈りをする
お住まいや会社等の建物のある土地神様(地基主)へお供えをしましょう。
場所:キッチンを背中にし、リビング方面に繋がっている所
(境に扉がある場合は必ず開いておく)
※どうしても置けない場合はキッチンの調理台の上でも可ですが、拝むのは部屋の内側に向かって拝むこと。
準備するもの:
・低いテーブル(重要 床に直に置かないこと)
・火を通した鶏もも肉(唐揚げ・ケンタッキー可)
・野菜のおかずを3種類
・白飯を盛ったお茶碗とお箸
・果物 3種(梨以外)
・お茶 3杯
・線香1本または3本
※あれば紙銭(刈金)を用意。日本では入手が難しいので無しでok
台湾では地基主へのお供えに、こんなお弁当をお供えなさる方も多いですよ。中にはマクドをお供えする方もいます(笑)
もし、なんらかの理由で鶏肉に触れることができない方は、お野菜のおかずを一品増やすとともに、ポタージュスープを一杯追加してください。
◎行い方・・
時間:午後17時〜19時の間
(1)まず線香を焚き、三度礼をする。
(2)次のように唱える。
「本日、九月九日重陽節に、私(あなたの名前・生年月日、住所)は、お供えを準備致し、誠心誠意心を込め、当地の土地神をお迎えし敬意とともに捧げます。
どうぞ当家にて十分おくつろぎください。常日頃のご加護への感謝を御礼申し上げます。
なにとぞ、当家の安全と平安と健康をお守りくださいませ。」
(3)線香が燃え尽きたら再度三度拝礼して終わり。
もし、刈金を用意できた方は、線香が2/3燃えた頃に三度礼して燃やしてください。(火事に注意!)無い場合はこれで終了です。
土地神様の中でも地基主は、建物の立っている土地にもともとおいでになった存在と考えられており、家に財を運んでくださる方として、熱心にお供えなさる人も多くいらっしゃいます。特に引っ越しの入居の際にはご挨拶が大事と言われます。これまで意識なさった事がない方は、重陽のタイミングでご挨拶しておくと良いかもしれませんよ。
端午節との関わり
五月の端午節の際に、室内によもぎや菖蒲で作った魔除けを掛ける風習があります。それを九月九日に交換するという話をどこかで読んだ記憶がありますが・・・ちょっと今思い出せません。来年、覚えていたら、このことも書いてみたいと思います。
そういえば、重陽には、菊は飲食するだけでなく目で眺めて楽しみ、この日に髪に挿して歩いたりもしたのだそうです。さらに佩茱萸といって、茱萸の枝も髪や服に挿すこともあったのだそうです。茱萸というと袋に入れてというイメージでしたが・・・まず茱萸の名はひとつでも、なにが茱萸なのかは人により指している植物が違う場合もあったりしますし、やはり広い文化圏なので、色々あったのでしょうね〜。
それではまた次回!
■新しい視点と気づきの為の霊視セッション
※メディア実績※ VOGUE JAPAN
インタビュー掲載 「真夜中の占いの館・番外編」前後編
「夏至の開運記事」執筆掲載
辛酸なめ子著「魂活道場」記事収録
月刊ムー 総力特集「中間生の秘密」取材掲載
透視能力開発講座 取材掲載
Trinity 春夏秋冬福アクション特集記事 監修
Spiritual Healing Salon ハヌル
皆さまのフォローお待ちしております
無料音声配信番組⇒ ハヌルの霊能者ラジオ
Twitter⇒ https://twitter.com/hanuru_
Facebookページ⇒ https://www.facebook.com/himitsuhanuru/
アメブロで開運日配信してます⇒ 霊能者ハヌルのheart mind and soul
にほんブログ村
霊視 ブログランキングへ スピリチュアルメッセージブログランキング
上記の画像またはリンクテキストをクリックしていただくと、
ランキングサイトに一票が入ります。
応援クリックしていただけると大変励みになります。
※ブログ内すべての画像及び記事の無断転載使用はお断りします※