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フーチの源流を探して台湾の離島・澎湖島へ飛んでみた話。(その2)※動画有

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前回は、いきなりザックリまとめて終了したのですが、秋月さやか先生から、FBページ霊能者 火水ハヌル - ホーム | Facebook の方で「箕」についてコメントをいただきました。とても興味深いお話なので、転載のご許可をいただき、こちらに掲載させていただきます。

 

 箕と呪力

「箕は籾をふるい分ける舌状の農具であり、単なる農具以上に呪力のあるものとして、誕生祝いや、産のまじないに用いたり・・・」( 野尻抱影『日本星名辞典』 東京堂書店) なお、この誕生祝いというのは、赤子を箕の上に乗せてゆすり、悪い物が吹き飛ばされ、良い物だけが残るように、とするものです。

箕宿に月がかかると強風がやってくるという天気占いもあったようですが、これは箕→風からの連想でしょう。

風師は箕星である。『風俗通儀』
巫とは、古くは四方に居て風を司る神のことであるとされ、風は邪気を運んで病をもたらすこともあれば、風雨をもたらして作物を育成させる役割もあった、ということです。(秋月先生)

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箕とシャーマンについては、例えばこんな話もあったり。

マーレル人では太鼓があるようだが、ムンダ人(オーストロアジア語族)など北部・中部インドシャーマンは、箕で米をふるいながらトランス状態に入るという(エリアーデ:下197)。箕は、マーレル人の間でも収穫儀礼に供物をいれるのに使われるなどしており、この地域の儀礼に欠かせないようだ。

エヴェンキ族ノート - 石陽消息

 

民俗学方面がお好きな方なら竹及び竹製品が呪物として使われることがよくあることはご存知だだと思います。

箕とは米と籾殻、糠をふるいわけ、豆のゴミを払い除く等に用いる便利な農具である。神に捧げる米を選び分けるとされ、中の窪んでいるところに穀霊が宿ると考えられた。箕には、藤箕などもあるが竹箕が最も一般的である。箕には霊力が宿ると信じられていたため、竹取物語の翁のように箕などの竹製品を作る竹取は神人として迎えられていたという。

箕と竹の歴史

 

平成27年の話ですが、鹿児島民具学会ではこんなテーマの発表があったようです。

●研究発表
高重義好氏「種子島における『鉄砲伝来』関連の石塔など」
下野敏見氏「あるシャーマンの神殿と箕の製作」

南さつま半島便り: 鹿児島民具学会2015年11月例会のご案内

 

箕とか竹とか、それだけでもこれまた深い話になってしまうので、この辺でストップ。前回と同じく「そうか、扶箕が「箕」という文字であったのは、広いエリアで箕にはマジカルな性質があるとイメージされていて、神の言葉を降ろすのに箕が用いられていたためなんだな」という感じでサクッと理解しておいていただけたらと思います。(そうでないと、澎湖島まで辿りつか(以下略))

 

せっかくなので、秋月先生の著書をご紹介。

 

秋月先生の占星術本、基礎から勉強したい方におすすめです。私も持ってます。

 

www.moonlabo.com

自分で開運したい方や東洋占をなさる方には旧暦の知識は重要ですね。基礎知識が学びたい方、秋月先生のこのセミナーはチャンスですよ。

 

 

ということで前回の続きの始まりです。

 

で?なんでわざわざ台湾の離島の澎湖島なん?どゆこと? 

 

ここでは、フーチと言っても日本のスピ界隈で使われてるフーチとはちょっと違う世界なのかしらん?というとこだけわかっていただけたら有り難いです。

hanuru.hatenablog.com

 

前回そんな感じでサラっと終わったのですが。

 

え?じゃあなんでわざわざ澎湖島に行くことになったん?

 

・・という話になりますよね。

 

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デスヨネー。

 

 で。澎湖島まで行った理由を書こうとするならば、結局のところ、前回の話だけではさすがに無理がありまして。多少なりともやはり、もう少し扶箕について書かねばなー・・と思います。

 

とはいえ、全体像を包括するような記事を書こうとすると、それだけでも、やっぱり永遠に澎湖島に出発できなそうな気がするので(ほら、私は横道ソレ子ですから)ざっくりザクザクで書いて行こうと思います。まずはこの話を終結まできちんと書きたい所存。とっとこ進行していきます!

 

架乩、扶鸞、揮鸞、飛鸞、拜鸞、降筆、請仙、卜紫姑

 

 ちょっと調べてみれば扶箕は別名が沢山あることがわかります。上に書いたのはその別名です。ここではこの先、扶鸞という名称を使って行こうと思います。なぜなら、そちらのほうが扶箕よりも、よく使用されているからです。もちろん、上に書いた以外の呼び方もありますし、これから書くような鸞を通じた形式ではないやり方を行う人々も沢山存在します。(が、それはそのうち別レポで)

 

扶鸞の「鸞」は霊鳥の名

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(らん)は中国の伝説の霊鳥。日本江戸時代の百科事典『和漢三才図会』には、実在のとして記載されている。それによれば、中国類書三才図会』からの引用で、鸞は神霊の精が鳥と化したものとされている。「鸞」は雄の名であり、雌は「和」と呼ぶのが正しいとされる。鳳凰が歳を経ると鸞になるとも、君主が折り目正しいときに現れるともいい、その血液は粘りがあるためにとしての弦の接着に最適とある[1]

鸞 - Wikipedia

 鸞は日光東照宮にも描かれていたり、案外と私達は知らないうちに目にしてる鳥です。中文情報によれば鸞は鳳凰や金鶏と同じ類の鳥で、そのモデルはマレー半島ボルネオ島の方に住んでいる青鸞(百目斑雉)という鳥ではないかという説があるそうです。(上のwikiには「雌は和と〜」とありますが、中文版では雌は金鸞と称するとありました)

青鸞は日本の動物園でも飼育されているので、見ようと思えば実物をみることが可能です。一説には鳳凰のモデルもこの鳥なんだとか。というか、ちょっと古い系の吉祥鳥はみんな青鸞が原型でしょ的な意見を述べてる人もいたりします。

 

見たいけど近くにいないよー!という方のためにこちら。

セイランの羽 - うごく!どうぶつ図鑑 - 東京ズーネットBB

 

 

・・・はっ!

 

 

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横道ソレ子!

 

鸞は神のメッセンジャーである。

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古来、中華文化において鸞は神鳥であり、一説には西王母の使者とも言われてきた鳥でした。平常時は鳴くことがなく、ただ、その家にまもなく良い事があると知らせる時だけ、その声を聞かせたのだそう。鸞は吉祥の鳥で、神からのメッセージ=神示運ぶ鳥だと考えられてきたのでした。そして扶鸞が鸞を模した木筆を支えると、そこに神意が直接くだり、木筆が動き出しメッセージを書き出すようになったのです。

 

実際の扶鸞が行われる様子を見てみよう

四の五のうるさいねん、はよ見せてーや!って思ってます??

 

 

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デスヨネー。

 

ということでyoutubeで見つけてきました。

 

youtu.be

 

扶鸞を行う際には、木筆を持つ正鸞手と副鸞手が各一人,そして書かれた文字を読み上げる唱生が二人、記録係が二人の、合計6人(三才☓2)が必要です。この動画では手元しか写っていませんが、読み上げる声が二人いるのはわかりますね。記録係はこの横で、それぞれ記録紙に読み上げられた文字を書いて記録しています。

 

神様が降りるというと台湾では童乩(日語:タンキー)が有名ですが、他にもそのような事をする人々が存在しており、扶鸞もその一人です。ただし、童乩と比較すると扶鸞は高学歴または教育レベルが高い人がなる傾向が強く、教師や医者で扶鸞になったという人が多いのが特徴です。童乩のように全身を傷つけて出血させるなどの激しいパフォーマンスも行いません。武乩と文乩の違いは明確なのです。そしてそこには、様々な歴史の物語が存在しています。

 

童乩については、過去にこんな記事を書いてます。(読み返したら、毎度こんな私が書いてもなぁ・・なんてグジグジしてる自分がいて、自意識過剰の病にちょっとヒェー!っとなってます。滝汗)

hanuru.hatenablog.com

hanuru.hatenablog.com

 

・・・・ということで、その3に続いちゃいます。

 

 

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フーチの源流を探して台湾の離島・澎湖島へ飛んでみた話。(その1)

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フーチって知ってますか?

スピ系の人なら「知ってる知ってる〜」という方も多そうなんですが。

 

ネットで検索してみるといっぱい出てきます。それを眺めつつ・・・・えーと、どこから話を始めたもんかな?と軽く頭を抱えて2日経過しましたハヌルです。(前置き長い)

 

以前もチラっとつぶやいた気がするんですが、日本ではフーチというとダウジングとかペンジュラムの別名的なイメージっぽいですよね。ダウジングのイメージも、単純に道具立てでザックリわけると、棒的な物で行う系と、紐や鎖的な先に錘をぶら下げた物(ペンジュラム)で行う系とあると思うんですが、検索したところでは、フーチはペンジュラムを使用する方のダウジングの別名称になっている印象です。最近のペンジュラムは錘の代りに小ぶりのパワーストーンを使用してあったりして、その昔大きいオレンジなんかを刺して錘にしてたという時代と比べると、ずいぶん軽量化しましたね。(つい横道に逸れ始めちゃいますが、長くなるので今はここでストップ)

 

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ダウジングでは、こういうL字ロッドや、振り子タイプなど色々使います

 

ところでフーチって日本語?

漢字では扶箕と書きます。元は中国語で、拼音は fújī。 つまり、フーチとはこれの日本語訛りの発音なんでしょうね。日本語のフーチの発音では台湾では通じないと思われます。小籠包だって日本人客に慣れてる店でもなければ「ショウロンポー」じゃ通じませんしね。高雄だと小籠湯包ということが多いです。(そもそもショウロンポーって何語読み?と思ったら上海語でした。)

 

閑話休題

 

wikiを見るとこんなふうに書いてあります。 

 

扶箕(ふき)とは中華圏で行われる占いの一種。20世紀初頭の清末期において扶乩(ふけい)がみえ、フーチとも称された。

扶箕 - Wikipedia

 

「扶乩(ふけい)がみえ、フーチとも称された。」とあるんですが、この「乩」を「けい」と読むのは日本語の音読みの場合です。中国語の拼音では 「jī」なんです。つまり、「箕」と同じ読み方なんですね。つまりどっちも「チ」。同音異字ですから「フーチとも称された」ではなく、フーチと言われたでいいんじゃないかなーと、ちょっと思ってます。

 

 扶箕をバラバラにすると「扶」「箕」

で、私は初めて漢字表記を知った時、そもそも「扶箕」ってなんじゃラホイと思ったんですね。表音なのか表意なのか?なーんやねーん!と。だって「扶箕」ですよ、「扶箕」。バラバラにしたら「扶」と「箕」です。「扶」の意味は、助けるとか添えるとか。「箕」は、まんま箕(み)でしょう。

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箕 - Wikipedia

 

もし、名前の漢字が意味通りなら、箕を使っていたと思われるわけですが・・・。

 

どうやって箕で占うの・・・?頭にかぶるの?今のダウンジングやペンジュラムの行い方とはずいぶん隔たった形状だけど??? 

 

いや、やはり、単に音で文字を当ててるだけで意味は無関係なのかな・・・麦当労でマクドナルド的なもの?? そもそも扶箕って「占い」だったっけ・・?

 

箕というとサンカを思い出したりして、無駄に謎が深まったハヌルです。

 

そこで、中国語のサイトを巡ってみたところ、見つけました!

 

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《新玄機》網上風水玄學雜誌封面頁 

 

説明によると、これに使用する箕は丸みがあるスコップ型のもので、上から突き刺してある棒は柳の枝で特に「柳筆」と呼ばれていたようです。置かれている台は大人の腰の高さほどの高さの台で、その上に鉄で作られた丸く大きなお盆を置き、お盆の上には特に細かく選別された砂を入れ沙盤としました。この箕の部分を目を閉じた二人の乩手が手を添えて持ち、神と通じると柳筆が動き出し沙盤に文字を書きだすのでした。

 

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これを見ているうちに、以前岐阜県博物館で開催された「奇なるものへの挑戦 明治大正異端の科学」展に展示されていた、明治時代のコックリさんをふと思い出したり。

 

togetter.com

 

お盆の下に三本の足をつけて行うものなのですが、博物館で見た際には「へぇ、ずいぶん不安定そうだなぁ」と印象に残ったのでした。図録も購入したものの、今いる家の本棚にはなかったので、 上のリンクのページでご覧ください。

 

現在よく行われているスタイルはこんなかんじ

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箕 - Wikipedia

 

上の画像のような辮髪の人はさすがにいませんが、形式的には似た様子で行われています。

 

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博物館界的台灣第一~「台灣扶鸞文化特展」開幕 重現扶鸞文化精髓 - 北台灣新聞網NTNews

 

使用されるものは上記のようなY字型の他にT字型、また筆型なども。

 

実は相当に奥深い世界だから話が終わりそうにない

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そうなんです。これ、最初に、どこから話を始めたもんかなー・・と頭を抱えたと書いた通り、歴史的にも文化的にもとにかく・・広い深い話でして。しかも私の性格は寄り道しまくり枝葉出しまくり・・・・それを書いてるといつまでたっても澎湖島にいきつかない予感。

 

 

なので。

 

 

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ここでは、フーチと言っても日本のスピ界隈で使われてるフーチとはちょっと違う世界なのかしらん?というとこだけわかっていただけたら有り難いです。

 

そうそう、台湾の宝くじ(統一發票)連続で当たっております

hanuru.hatenablog.com

1月にこんな記事を書いたのですが、実は、実は。

台湾のレシート宝くじって2ヶ月に1度当選発表があるんですが。毎回毎回当たってるんですよ、これが。我ながらびっくりです。アプリを使う以前は・・・まともに調べてなかったので、もしかしたらその頃も当たってたのかしら・・と、ちょっと図々しいことを考えてしまったのですが。

 

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今回の発表では3枚当選です♪ しかも1枚は1000元でした。嬉しい!

このことを別記事で書こうと思ったんですけども、文章を書くのが苦手なので、まとめてここに書いちゃいました。しかし、やはり財神様のおかげかなぁ・・?有り難いです。

 

アロマアナリーゼの本も当選しちゃいました。

以前、彩心香の山田先生にアロマアナリーゼを受けさせていただいたのですが、スピリチュアルと真逆の世界なのに、心の深いところにズバーンと入ってくるんですよね。それ以来ずっと気になってました。そんな「香りの心理分析 アロマアナリーゼ」の藤原綾子先生の著書がついに発行されまして!

 

 

発行記念のプレゼントに応募したところ当選! 

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サイン本を頂いちゃいました。嬉しいです♪ 

これも別記事にしたかったんですが(以下略)

 

拝読したら、中に山田先生のお名前もバッチリ掲載されてました。

アロマアナリーゼにご興味のある方は山田先生のブログをどうぞ。

lineblog.me

 

 

さて。ということで。

続き物にはしたくなかったのですが、フーチの話、続いちゃいます。(ふぇぇ)

 

 

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