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風の時代が来たら、まず足元を見よ〜999と曼荼羅とネジ〜

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メリークリスマスです!

今年もあっという間に12月も終わりですよ。早いですねぇ・・。

 

で、ですね。

先日の21日は冬至だったもので、それについてツイートをぼちぼちしたので、記事にまとめようと思っていたんですけれども、世間は「風の時代が来る」ということで一色なので、頭にぼんやり浮かんでいることを、ちょっとつれづれ書いてみることにします。

 

木星土星のグレートコンジャクション(以下グレコン)は、占星術関係の皆様はもとより、望遠鏡無しで見られる天体ショーとあって、ニュースにもなり、相当な話題でしたね!

いやもう、ほんとに、この12月はどんだけーという勢いで、SNSでは朝から晩まで「風の時代」グレコン」の話題を見ない日は無かったんではなかろうか?と思います。そうそう、twitterで流れてきた月と木星土星の写真はほんと美しかったですね〜、皆さん、目視できました?(私はグレコンの2日前に偶然気がついて見ました。※当日の福岡は曇空で見えなかった模様です@寒いので見てない

 

ミューテーションのエネルギーはマーブルに

200年ぶりにエレメンツが代わり、4大の風の時代に入ったわけですが、このように木星土星の会合の星座のエレメンツが変わることを、ミューテーションと言います。グレコンそのものとは、また別のお話です。それで、ですね。

エレメンツが変わったからといって、昨日まで赤だったものが、今日突然純白になるみたいな変化の仕方はしないでしょう。200年続いた土サインのカラーがいきなり消滅するというわけではないのです。そう、既に出来ているジュースの味の比率が変わっていく、そんなイメージです。

例えば、バナナの割合が多ければ色も黄色くバナナ風味の強いフルーツジュースです。しかし、キウイの比率をどんどん多くしていけば、色も香りも味も少しづつマーブルに・・・・やがて味はキウイがメインに変わります。風の時代はそんな風に、世界の味を変えていくでしょう。今はその「味変期間スタート」なんでしょうね。

  

風の時代の始まりは水瓶で

水瓶の時代というと、自由・革新・枠組みを越えた友愛などのイメージがあります。テクノロジーとかプロメテウスの火・・・科学や先端技術なども。占星術も水瓶の象意でしたね。そして「個人の時代」「様々な意味でのフリースタイル」というイメージを持つ方もいそうです。

しかし、あえてここで、一度振り返ってみたいのは、水瓶の元々の守護星が「土星」ということです。そして今、土星水瓶座にいるわけで。土星パワーは山羊座に引き続き発揮されていると想像してみてください。

 

なんとなくこの事についてぼーっと考えているうちに、ふと思い出したのが、銀河鉄道999アンドロメダでした。

 

土の時代の意識限界を描いた”999”という世界

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メーテル初めて描きました汗)

999アンドロメダをご存知ない方のために、まずは簡単なあらすじを。原作とTV版と映画版で多少内容は違いますが、大筋は同じです。

 

 舞台は、銀河系の各惑星が銀河鉄道と呼ばれる宇宙空間を走る列車で結ばれた未来世界(テレビアニメ版では第1話冒頭のナレーションで西暦2221年と設定)。

宇宙の多くの裕福な人々は機械の身体に魂を移し替えて機械化人となり永遠の生を謳歌していたが、貧しい人々は機械の身体を手に入れることができず、機械化人の迫害の対象にされていた。

そんな中、機械化人に母親を殺された主人公の星野鉄郎が無料で機械の身体をくれるという星を目指し、謎の美女メーテルとともに銀河超特急999号に乗り込む。(銀河鉄道999 - Wikipedia

 

アンドロメダで、主人公鉄郎は、目的の星にたどり着いたものの、無料の機械の体とは、上のイラストのとおり、二度と自分で動くことは叶わない「意識のあるネジ」・・・惑星を支える部品になる事だということだとわかります。(これ、比喩じゃなく、本当にネジなんですよ)

結局この物語では、鉄郎は肉体のままでいることを選ぶだけでなく、機械惑星そのものを破壊、メーテルとの別れを迎えます。

 

アニメの制作時代の背景

このアニメが作られた頃、日本の社会は高度経済成長にさしかかり、今でいうブラック労働などが当たり前でした。逆にそのような働き方をすること、会社への貢献が当たり前とされる時代の中で、それに反発し、「自分を生きる」という生き方に共感する若者が世界に広がっていました(超能力やUFOや心霊番組も多く作られてました)

 子供の頃にこの999を視聴した時は、機械化を否定したメーテルと鉄郎の行動は、自由のある素晴らしさ、限りある生命の尊さ、組織や団体の歯車となって生きることへのアンチテーゼを描いているように捉えていました。

 

しかし、21世紀を生きている今、COVID-19の影響を経験している最中の今、機械惑星とネジの事を考えると、まるでこれが違った物語に思えてきたのです。

 

COVID-19が幻視させた洞窟で修行する世界

COVID-19が流行する以前、そう、ほんの1年前までは、私達は気軽にどこへでも行けました。

アドレスホッパーやノマドワーカーなどが注目を浴び、最小限の荷物を持って、旅をしながら収入を得る生活を送る人々が増加し、それに憧れる人もまた多くいました。

LCCが格安で世界中の国々を結び、場合によっては国内移動よりも低価格で気軽に海外へ行くことができました。日帰りで韓国や台湾に行くことも珍しい話しではなくなっていましたね。

国内でも、各地のイベントを渡り歩くような人も相当多かったと思います。

 

ところが、病が世界を覆って以来、外出自粛を求められている時期は、相当数の人が家籠もりをせざるを得なくなりました。今年の5月頃は、みな身動きできず、閉じ込められてしまっていました。現状世界中でまだそういう都市は沢山あり、立ち並ぶ高層マンションの中で、大勢の人が自分を見つめ、世界を見つめる時間をすごしています。

 

私はその光景を想像すると、洞窟の中で「我」と向き合う、修行中の僧侶の姿を幻視するようになりました。全ての家が洞窟でり、人々は己と社会と向き合っていたからです。山に行かずとも、滝に打たれずとも、私達は、修行の時間を過ごしている・・と。

 

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意識が飛び交う社会の現実化 

一方、COVID-19によって、体は家から出られなくとも、インターネットがあれば世界中どこでもいつでも誰とでも繋がることができる現実を、地球規模で私達は学びました。

これまではリアルでないと不可能だと思われていたことが、実際はそうではなく、逆に、年齢や性別や障害の有無を越えて、学び、交流し、仕事をするという現実を経験し知ったのですね。

肉体的な自由と意識の自由は別であること、2020はその学びをしたのではないでしょうか。そして「自分」という存在そのものも情報になることを多角的に体験している最中です。

 

さらにCOVID-19の中で、わきあがっている新しい流れがあります。それは、外見の美醜、男女、長幼、障害の有無など、肉体的な物事についての価値観を刷新しようとする意識の流れです。

「情報」において人は平等であることを、無意識的に体感したことが大きいのではないでしょうか。

 

 

これまでのコミュニケーションの限界

999は「肉体的制限への恐れ」という世界観の元に描かれた物語です。鉄郎が惑星を支える「ネジ」になることを拒否したのも、一切のコミュニケーションを断たれ自由を失う囚人と化すことだと、想像したからなのでしょう。(視聴当時は私もそう思っていました)ここでは、肉体と自由とコミュニケーションが一体化しています。

 

 しかし、上に書いた通り、私達はCOVID-19で学びました。肉体的な自由と意識の自由は別。家に閉じ込められても、ただそれだけでは全ての自由を失ったことにはならないことを。

そして、更にいうならば。もし、機械惑星の「ネジ」に互いに意識コミュニケーションできるネットワークが構築されていたら?もし、好きな映像や娯楽を楽しむことができるバーチャルビジョンが搭載されていたら?痛みも苦しみも空腹も知らない「ネジ」になることは、実はそんなに苦痛ではないのかもと考える人も、きっと現代なら一定数いるのでは、と思うのです。

では肉体が不自由な場合はどうなのでしょうか?

 

肉体というバッテリー、意識という情報

皆さんは、OriHimeという、分身ロボットをご存知でしょうか? 

www.youtube.com

 

現在、この分身ロボットは、一部のカフェやモスバーガーなどで、寝たきりなど重い障害がある方が勤務することを既に可能にしています。

www.youtube.com

この動画に出てくるロボットは、”その人自身”でありアバターのようなものです。

 

障害の有る方だけの話しではありません。さらに「時間と身体、空間の制約がなくなる」ボディシェアリングという研究も進んでいます。

 

 ボディーシェアリングとは、ひと言で言うと「時間と身体、空間の制約がなくなる」ということです。

1つ目の「時間の制約がなくなる」は、過去を追体験できるようになることを意味しています。起きたことを口頭で伝えたり、文字にして書籍にまとめたり、映像にまとめてYouTubeにアップしたり。これらは今でも行われていることですが、そんな追体験が「時間的制約がなくなる」という意味です。

2つ目の「身体の制約がなくなる」は、バーチャル・リアリティーVR)の中で、美少女のキャラクターになっていろんな経験をするようなことを指します。そういうふうに他の体を使って何かを体験することもできるようになってきました。

3つ目の「空間の制約がなくなる」は、例えば1カ所で生活しないといけない人が、一瞬で遠隔地の沖縄にいるような状態になることを意味します。

 

ボディーシェアリングの最終目標は、ニューヨークにいる人がトルコにいる人やロボットの体を使えるといった空間的な制約をなくすことです。遠く離れた場所にある体と、装置を身に着けた自分との間で相互に「触感」を伝え合えるようになることで、実現できると考えています。

「他人と体をシェア」36歳早大准教授の凄い研究 | あふれる独自性 ニッポンのすごい研究者 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

toyokeizai.net

 

このようになってくると、まるで有る種の霊的憑依にも似てきますね(苦笑)元来の肉体はバッテリーに過ぎず、違う肉体や、無生物を器(デバイス)とし、意識はその間を繋ぐ情報存在になるわけですから。

 

土の時代の最後に、木星土星冥王星が変更してきた「基礎」「基盤」は、社会構造や法律は勿論のこと、それらを作る基礎となる「人間」の領域へ及んでいきました。さらに、人間を作る基礎である「意識」と「肉体」への改革へ。

私達は、健康でなくても、若くなくても、肉体が動かなくても、自由に世界を見て、動き、感じることができる時代を迎え始めています。それは、言い換えれば、現在の肉体だけを唯一無二のものだという考えから脱却する方向へと進んでいくように思います。

 

例えば、携帯を機種変更する時に、バックアップしてあれば、新しい機種でも以前のままで使うことができます。初期状態に戻しても、バックアップがしてあれば、今までの継続が行えます。意識を情報にするということは、それを収める体を乗り換えることも可能ですし、そもそも、性別や肉体的特徴での差別は起こり得なくなるでしょう。

 

 

中には自身の肉体を介さない自分は自分ではないという根強い意見もあります。しかし、OriHimeを通過する意識活動やVtuberを使った自分は、”自分”ではないのでしょうか?ではtwitter等の仮名のIDでネットに存在している自分は?

 

「”本当の自分”とは何か」という本質的命題

上記のような肉体をバッテリーとし、他者(物)をデバイスとして使うということは、「実体験」ではないという意見が必ず出てくると思います。よくある、「肉体が感じた本当の風」「本当の香り」というものです。つまり「体感」があってこそ本物の感覚であるという考え。まさに、これは肉体信仰では?

体感はその感覚認知を脳に依存していると考える時、私達は現実的刺激と脳内で作出した刺激の区別が一体つくものなのか、その場合の「体感」とは?という疑問が湧きます。

 

2020の今、私達は、「”本当の自分”とは何か」という本質的命題に正面から向き合う時が来たのだと思います。

固定固有という肉体意識に囚われた、古き個人意識からの脱却が始まります。水瓶の木星土星は、おそらくそれを推進していくでしょう。

 

 

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999で鉄郎が拒否した惑星を支える「ネジ」。

私達は、既にネジだったことに気づく時なのではないのかと感じます。しかし、999の時代は、まだ「ネジ」に対してのイメージが偏っていたんだなと、今ならとてもよくわかります。

違う言い方をしてみましょう。

高層マンションの中で、一戸建ての中で、COVID-19の為に動かず世界を支えている私達のその姿を、私は大勢の仏の姿のようだとみました。言い換えれば、世界は曼荼羅です。我々はそこに描かれた仏様と同じなのではないのでしょうか。すべての人が世界を作るそもそもパーツ(ネジ)なのです。(故に我々は自身の中に神聖なるものを備えているわけで。)

 

 

999の中では個人意識を情報化することまではできましたが、登場人物達の「自分とは何か」という考えが土の時代のままであったことが、悲劇の機械惑星を生んでしまったのでしょう。物理的技術革新には、意識の拡張が必要だということです。私達は社会の歯車ではなく、社会そのものであることに気づく時ではないでしょうか。

土から風への移行は、 そんなふうに、私に、新しい視点で999の世界をみることを教えてくれた気がします。

 

水瓶座のキーワードは I KNOW。

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I KNOW 私は知る、です。

そして、水瓶座28度のサビアンである、「A tree falled and sawed/倒されのこぎりで切られた木 」とは、我々が本質的にネジであることを理解し、古き肉体意識から離れる情景を表しています。(そして、その世界から離れた先が・・魚座の領域でしょう。)

大地に根ざした樹木であった人間が、そこから離れ、エネルギーとして目覚める・・。

 

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エヴァンゲリオン人類補完計画のシーン、見方を変えれば、光の木に見えますよね

 

そう、風の時代は、自分が社会を構成する一員であることをまず前提とした上での、新しい個の創出の時代。28度でやっと大地から離れるのですから、まずは、大地に根ざした樹木であることをきちんと認識しなくてはいけません。

 

「ビックリドッキリメカはっしーん!」も、メカを作る為の基礎知識があった上での技術ですし、国を変革する革命者は、その国の法律や地勢や様々なことを知っているからこそ、革命を起こそうとするのです。

 

何しろ、風は連携を推進します。連携をすすめるということは、相手がどういう物・人なのかを見て選別する時代です。理屈重視。

ロジック無視や、マヤカシ、いい加減は通用しません。その人の本質がより浮き彫りにされ、きちんと踏み固めた理屈、知識、経験という土台を踏み台にして、社会へ貢献する為にジャンプする人が世界に受け入れられることになるのではないでしょうか。

 

風は、何もないところでは吹きません。自分自身がどんな地面に立っているのかを、まず見ることが大事だろうなと。故に、「風の時代が来たら、まず足元を見よ」と思う次第なのです。

 

追加

今朝4時ごろ、ちょうどこの記事を一端書き終わった頃ですが、窓の外からこの歌を大声で楽しげに歌う声が聞こえて来ました。999とトレイン・トレイン、電車繋がりで、ちょっとクスっとしてしまいました(笑

 

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