台湾では跨年より過年 。
小年がやってきまして、年末も押し迫って参りました・・って「何言ってるんハヌルさん!」でしょうか。
前回年賀のご挨拶記事を書かせていただいたばかりですものね〜。引き続き、農暦暮らしな私は、今はまだ農暦12月でございます故に、年末です。しかもあと少しで春節です。
台湾にはこんな年越しの歌があります。
《過年歌》
二十三祭灶官,二十四掃房子,二十五磨豆腐,二十六去割肉,二十七殺豬雞,二十八蒸棗花,二十九去打酒,年三十包餃子,大年初一蹶著屁股亂作揖。
この漢数字は日付を表していて、二十三は農暦12月23日のこと。その日を小年といい、そこから1月15日までが伝統的な年末年始期間です。(大年初一が元日/春節です)
というわけで。ね?まだ年末でございましょ?
春節は皆さんご存知の通り、農暦のお正月です。台湾でもいろんな所で
春節の
文字を見かけるのですが、普段の会話では過年という言い方をします。西暦でも年越しをしますよね?そちらは一般的に跨年と呼んでいます。
跨年の時には、1日または2日しか学校も休みにならず、殆どのお店も営業している一方、過年は
除夕(12/30)〜初五(1/5)期間休みになり、時には
暦の加減で9連休や11連休になる年もあります。ただし、仕事始めを初四にする所もあります。
そもそも
除夕から1/15の元宵節までの期間がお正月ですので、お休みが長くなるのも違和感が無いと言えば・・無いのかも?(お休みが多い方が嬉しい人も多いですしね。)
1/15の日付でピンと来た方、正解です。そう、この日は
日本では小正月と言われる日ですね。今の私達の感覚からすると
「お正月、長い!」(笑)。
15日はその年最初の満月の日で、上元節という重要な神様のお祭りが行われます。お中元て言葉、ご存知だと思いますが、あれは、実は、上元・中元・下元のうちの、真ん中の中元を指しています。日本では言葉は同じでも、贈り物を送るだけとなってしまっていますが・・重要な節日なのですよ。
お正月には行事がたくさん。
この期間には様々な神様やご先祖様への行事ごとが数多く行われます。ざっと12もの神仏のお誕生日がありますし、その他伝統的な択日により、あれをする日、これをする日もあったり。更にまた地方によって違う行事も行われています。お正月はほんとに、そういう意味で盛りだくさん。
例を一つ上げますと、元宵節には、台湾南部では乞龜というものが行われます。しかし、台湾全土どこででも行っている行事ではありません。
このように色々な行事が行われるのも、基本的には、神仏の加護すなわち、「財運アップ、家庭円満、万事願い通り」になるのを願う為。要するに、開運の為なんですね。
開運するためには、順番があります。
神仏に普段のお守りやお働きに対して感謝をする、まずはそこからがスタートです。
今の自分が不運だと思っていても、まずは今日までの事を感謝しそれを示した上で、お願いをするのですね。ですので、前年の願いが叶えば、お供えもボリュームアップしていきます。
先程の乞龜が巨大なのも、それだけ神が願いを叶えてくださったことを示しているのです。言い換えればつまりそこの神様のお力がスゴイとも言えますが。(わかりやすいですね)
この辺のストレートさや、神仏への感謝の思いを持ち示すという態度は、日本のスピの感覚とはかなり違いを感じます。
神人合力という言葉が何度も台湾発の
SNSで流れていたように、台湾には、日本よりももっと熱心に開運をなさる方が大勢いらっしゃいます。
covid-19で世界中から
台湾に対して注目が集まり高い評価を得ていることは、皆さんご存知の通りですし、親台派が増えているように感じています。また今の日本ではタピオカミルク
ティーに続き、魯肉飯や台湾カステラなど、台湾食ブームも続いています。
こういった流れを見るたびに、持ちろん台湾の人々の現実的な努力が実を結んだのだと思いつつ、さらに彼らが日々神仏に願うその力と行動が、世界の評価を上げる為の下支えの一端に繋がっているのかも、と思うのです。
いつやるの?「どうせやるなら開運日!」
今年の盤に節分の恵方を塗ってみました。しかし、台湾では節分は行いません。
台湾でのそういった行事や開運ごとは、農暦を元に行われています。農暦については旧暦だとお考えくださればわかりやすいかと。(
新暦を台湾では國暦と言います)
現在行われている日本の様々な行事のかなり多くが、
中華文化を輸入したもので、それが時代によって変化してきたものであることを踏まえると、その元の形に日本より近い形で残っているものが多い文化の開運行動について知り、その日付にできることを行うのは、大変意味があるのではないでしょうか。
つまり、、開運したいなら温故知新。
例えば先程のお中元ひとつ振り返っても、3日セットの開運日ということを知っているのと知らないのでは、行うことが変化しませんか?
そもそも、日本も100年前までは旧暦でした。いま何故それをするのか、その意味を理解し行うことで、ただなんとな〜く開運アクションを行うよりも、ずっと実りあるものになるように思います。
Twitterのほうがブログより気楽で、あちらでつい雑に書いてしまいがち な私なので、今年こそはブログに書くという重しを自分に課そうかなと・・・()
既にちょいちょい烏兎日のお知らせはツイートで流していますしね。
※烏兎日=農暦ではありませんのでご注意。
※※この2月3日云々は今年2021年の立春についての話です。
とはいえ、日本でも、節分の柊鰯一つとっても各地でまったく違っていたりしますよね。(私の家のを
Twitterに描いて出しました)
私が書こうと思うことも、同じ台湾内であっても違うやり方をしている土地やご家庭もあるでしょう。ですので、私が現地で手に入れた書籍等や見聞きした事を参考にして、ちょっと知っておきたい神仏行事&日本でおこなっていただけることを、記事にして書きたいな〜と思っています。
例えば、昨年の
端午節の午時水記事を読んでくださり、実際に行われた方から、
- ダイエット中だが停滞期で2ヶ月体重が落ちなかったのが、飲んだその日に突然体重が減少し、毎日そこから痩せて目標達成のテコ入れになった。
- 突然会社で昇格が決まった
- ボーナスが出ただけでなく、給料がアップした
- 苦手な人間が自然と疎遠になった
- 不思議なきっかけで有力な人脈と繋がることになった
などのお話を伺っております。こういうお話を伺うと書いてよかったなーと思いますよね。
勿論、午時水だけがその結果を連れてきた・・なんてことではなく。様々な積み重ねの最後のひと押しだったではと思います。日々の努力は大事!
(2021年明けから思ってたので、テコ入れにこの記事書きました!)
今年は風邪を引かないように気をつけてます。
今の所福岡は雪もほぼ降らないで、本日などは小春日和です。が、風邪を惹かないよう気を抜かないようにしています。
過年は台湾ではその期間、学校や会社もだいたいお正月休みで、お店や夜市も休業している所が大変に多いです。ですので、初一の日などは、外に出ても人が殆ど歩いておらず、静かなものでした。(昭和の頃の日本のお正月もそんな感じでしたよね。)covid-19以前は、このお休みの期間に、大勢の中華圏の方が日本に爆買旅行に来ていましたね。
ただし、台湾でも場所によって、年々営業しているところが増えている気がします。海外旅行ができない今年は、さらに増えるかもしれません。
高雄のうちの近くでは、普段人気のまったくない屋台ばかり夜市で開店していて、そこに旅行客の人だかりができており、びっくりしたことがあります。
私は不味くて人気が無い屋台で買うよりはと、コンビニでご飯を買ってましたよ。
屋台が再開した時、どんなに嬉しかったことか!
春節中の台湾は民俗宗教的には楽しいのですが、外食メインの人には厳しい期間なのは確かです。
そんな過年中にうっかり高熱を出した3年前の私の顛末記です。
※この記事に出てくる85 SKY TOWER
HOTEL (君鴻國際酒店)も、今は無くなってしまいました。ああ・・・・寂しいものです。
特別応援メニュー中。
■新しい視点と気づきの為の霊視セッション
にほんブログ村
霊視 ブログランキングへ スピリチュアルメッセージブログランキング
上記の画像またはリンクテキストをクリックしていただくと、
ランキングサイトに一票が入ります。
応援クリックしていただけると大変励みになります。
※ブログ内すべての画像及び記事の無断転載使用はお断りします※